![]() 学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) ¥ 798 〜 ¥ 769 自力で道を開くポテンシャルが芽生える世代(高校・大学)以上には是非お薦め! 現代語訳で読みやすいです。 1872(明治5年)〜'76(明治9年)の間に発行された17編をまとめたもの。 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」 (Heaven does not create one man above or below another man.-HNK J文学 2009.4・5月号) とはいうものの、現実には差異がある。 この差異は、「学ぶか学ばないかによってできる」 また、「論語読みの論語知らず」のように、 学問していても、現実の生活や経済での交渉もできず、独立して活きるすべに暗い者は、本末転倒。 「一生懸命にやるべきは、普通の生活に役立つ実学である。」 欧米列強からは利点を学び、経済・文化で切磋琢磨し競争する。 一方で、経済学の「分業」の概念をポジティブに活かし、 いわゆる人間主義的発想を根底にもっている: 「日本といっても、西洋諸国といっても、 ・・・人情が同じように通い合う人間同士である。 こちらで余っているものは向こうに渡し、 向こうで余っているものはこちらにもらおう。 お互いに教え学びあい、恥じることもいばることも無い。 お互いに便利がいいようにし、お互いの幸福を祈る。」 明治の著作ではあるが、掘り下げた次元の論考のため、 時代・文化をまたいでも価値ある一書と思う。 今一度、客観的にベクトル(目的観)を再検証(反証)したい人にもお薦めです。 ![]() メトロポリス 特別編 新訳版 [DVD] ¥ 500 〜 ¥ 480 無声映画だから、かなり古い。作品の四分の一は欠損しているため、その部分がテロップでのあらすじ紹介となっています。 注目すべきは未来都市のセットやミニチュア、ロボット・マリアの造形など、時代の古さを感じさせない特撮技術でしょう。 ストーリーは資本家と労働者という政治的なテーマや、聖書の黙示録を扱っていてかなり深みのあるものになっています。そして最後のスペクタルは圧巻です。 ![]() カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) ¥ 760 〜 ¥ 250 予想以上に読みやすく一気に読み切りました。 今までどうしても障害となっていた第2部の「大審問官」「ゾシマ長老の説教」の部分も、作者が非常に注力したのでしょう問題なく突破出来ました。 この部分を除けば、超一流のミステリー小説として読むこともできる訳で、物語の流れの中に身を置き、その結末に向かって溶けてゆく謎に胸を躍らせました。 登場人物の造型も素晴らしく、母親の違う3人の兄弟の性格の違いも実に丹念に描かれており、目の前にその人物がいるような気せしました。 更に、「大審問官」「ゾシマ長老の説教」が読みやすくなったことで、この部分の物語との関係も理解出来るようになりました。 個人的には、ラストの裁判のシーンには、その検察側、弁護側のやり取りに一喜一憂させられ、証人特にカテリーナの2度目にシーンには、あっと言わせられました。 この裁判のシーンでは、「父親」と言うものの在り方について考えさせられました。 いずれにしても、非常に楽しく読めたのですが、このあたりは作者の人物の呼び方の表現方法の工夫も大いに貢献していると思います。 どうしても、ロシア文学のネックになるのが、「名前」の問題だからです。 別巻に載せられた「歴史」「解題」は、この作品を読むにあたって理解を深めるのに、大いに役立ちました。 これを読んだ後でもう一度読んだら、きっといろんな発見があって、もっと楽しめるのでしょう。 ![]() 影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣 ¥ 2,100 〜 ¥ 2,499 この本の著者は知りませんでしたが使えるノウハウがいくつかありました。実践より仮説スタイルです。現場で役立つのは『いやな上司はスタバに誘え!』『お客さまに愛される販売術』が個人的には好きです。翻訳本の好き嫌いがあると思いますので、ご自身の判断で。 |
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