![]() 不動産投資リスクの基礎知識―危険を見抜く、対処法を知る、利益につなげる ¥ 2,100 〜 ¥ 4,200 本書は不動産投資における「リスク」に焦点をあてて書かれています。 各リスクを「コスト」として捉え、キャッシュフローの観点から、そのリスクに対処する方法が書かれています。 投資として不動産を捉えた場合、リスクがどのように収益に影響を与えるかを考えることがいかに重要であるかが理解できます。 内容は、「取得」「運用」「売却」と三章に分かれており、それぞれの場面で想定される一般的なリスクがまとめられていますので、必要な章にだけに目を通して学ぶこともできます。 どちらかというと、居住用不動産ではなく事業用不動産を中心に書かれているようですが、もちろん居住用にも十分使える知識ばかりです。 題名の通り「基礎」的なことが多いので、初心者向けの書籍と言えます。 表紙からは非常に難解なイメージを受けますが、非常に読みやすく書かれているのも良い点です。 ただし、初心者用といえども多少の専門用語は解説なしで登場しますので(「容積率」等)、全く知識が無い方は用語集を片手に読むとさらに理解が深まるものと思われます。 もちろん、全く知識が無くても読みこなすことができると思いますし、むしろ不動産投資を考える際、最初に目を通すべき書籍かも知れません。 数多く出版されている「不動産投資」に関する本以外に、本気で不動産投資を考えている人は必読です。 ![]() 不動産マーケットはこうなる ¥ 2,310 〜 ¥ 450 断言的なタイトルに、不動産マーケットのこれからをバシッと見通す明快な予言の類を期待すると、たぶんがっかりすることになるでしょう。しかし。 一読してみれば、むしろ本書の大半は、不動産マーケットは「こうなった」あるいは「こうなっている」という、現状の整理に捧げられています。この数年の、マーケットの制度的な変化、プレイヤーの変化等(どれも大変動といってよいものです)について、実に丁寧にわかりやすくまとめられていますし、不幸なことに出版の時期と重なってしまった2007年後半以降の大混乱についても可能な限り視野に入れるべく努力されているところには感心します。この分野の直近の変化・現状について鳥瞰したい、知識を整理したいという方には最適だと思います。 また、後段の「こうなる」の部分についても、いくつかの前提を慎重に置いた上で、楽観的、メイン、悲観的、の3通りの予測シナリオを提示するというかたちになっていて、まあそりゃちょっと物足りないなあという感は個人的には否めませんが(笑)、前段の知識を駆使して後は読者それぞれが判断すべきことなのでしょう。 怪我の功名なのか、状況の激変で急遽構成を変更した戦略の勝利なのかは不明ですが、若干タイトルを裏切る(我ながらしつこい)こういう構成にしたことで、本書は、ごく最近の激動にも色あせることなく十分価値を維持し得るものになっていると思います。 ついでに。現状の整理のみならずさらに基礎に遡って知識を身につけたいという方には、同じ著者たち・同じ出版社の『不動産投資リスクの基礎知識』が参考になると思います。 |
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